幸せのおすそ分け「サムシングボロー」
- サムシングボローとは
結婚式に花嫁が何か古いものを身につけるという伝統は、「サムシングフォー」と呼ばれる欧米の言い伝えに由来します。
サムシングフォーは、「何か古いもの」「何か新しいもの」「何か借りたもの」「何か青いもの」の4つのものを指し、これらを結婚式で身につけることで、花嫁に幸運が訪れるとされています。
その中でも「サムシングボロー」は、「何か借りたもの」として、すでに幸せな結婚生活を送っている家族や友人から物を借りて、結婚式で身につけることを指します。
なぜ幸せな人から借りるのかというと、幸せな結婚生活を送っている人の持ち物には、その人の幸せなオーラが宿ると考えられているからです。
花嫁は、その幸せをおすそ分けしてもらうという意味を込めて、「サムシングボロー」として、アクセサリーやハンカチ、ベールなど、さまざまなものを借りて身につけるのです。
サムシングボローは、単に古いものを身につけるのではなく、幸せな結婚生活への願いと、周りの人からの愛情を感じられる素敵な習慣と言えるでしょう。