豪華絢爛!関西で人気の結納飾り「一台飾り」
結婚が決まると、両家の結びつきを祝う「結納」という儀式を行います。この結納式では、男性側から女性側へ婚約の証として結納品を贈りますが、その際に結納品を美しく飾るのが「結納飾り」です。
結納飾りは、大きく分けて「関東式」と「関西式」の二つに分類されます。関東式は、シンプルでコンパクトなものが主流です。一方、関西式は、華やかで豪華なものが好まれる傾向にあります。
関東式の結納飾りには、白木台の上に、末広がりの扇や夫婦鶴などの縁起物が飾られます。高さが低く、奥行きも短いため、マンションなど現代の住宅事情にも適しています。一方、関西式の結納飾りは、金屏風を背景に、豪華な装飾が施された台の上に、たくさんの縁起物が飾られます。関東式に比べて、高さと奥行きがあり、非常に豪華な印象を与えます。
このように、関東式と関西式では、結納飾りの形式や内容が大きく異なります。最近では、両家の希望に合わせて、関東式と関西式を組み合わせたり、オリジナルの結納飾りを用意するケースも増えています。大切なことは、両家でよく話し合って、納得のいく結納飾りを選ぶことです。