結婚

その他

結婚後の名字、旧姓はどう使う?

結婚前の名字、いわゆる「旧姓」について解説します。 日本では、結婚すると夫婦は同じ名字を名乗ることになっています。多くの場合、女性が男性側の名字に変えるため、女性にとって結婚前の名字が「旧姓」と呼ばれるようになります。 昔は、結婚を機に女性が仕事を辞めることが多かったため、旧姓を使う機会はあまりありませんでした。しかし、近年では、結婚後も働き続ける女性が増え、仕事上の都合などで結婚前の名字を使い続けるケースも珍しくありません。 法律上は、結婚後も旧姓を使い続けることは認められていません。戸籍上の名字と異なる名字を使うことは、銀行口座の開設や賃貸契約など、様々な場面で不便が生じる可能性があります。 しかし、社会的な認知度は高まってきており、旧姓使用を認める企業や自治体も増えています。旧姓が書かれた社員証や保険証を発行する企業、住民票や運転免許証に旧姓を併記できる自治体など、様々な取り組みが行われています。 結婚後の名字は、夫婦にとって大切なことです。それぞれの事情や価値観に合わせて、旧姓を使うか、新しい名字で生活するか、よく話し合って決めることが大切です。
挙式

結婚観の違い:プロテスタント式とは?

- プロテスタントとは プロテスタントは、16世紀にヨーロッパで起こった宗教改革をきっかけに、カトリック教会から分離して生まれたキリスト教の様々な宗派をまとめた呼び名です。 それまでのキリスト教はカトリック教会が中心で、聖書はラテン語で書かれ、一般の人々は読むことができませんでした。 しかし、16世紀に入ると、マルティン・ルターやジャン・カルヴァンといった宗教改革者たちが、聖書こそが信仰の唯一の拠り所であると主張し、誰でも聖書を読み、神様に直接祈ることができるようにと訴えました。 こうして、聖書を重んじ、一人ひとりの信仰を大切にするプロテスタントが誕生したのです。 プロテスタントには、ルター派、カルヴァン派、 anglicanなど、多くの宗派がありますが、共通しているのは、聖書を信仰と生活の唯一の規範とし、万人祭司の原則を掲げている点です。 これは、すべての信徒は神様の前に平等であり、誰でも聖書の教えを学び、神様に仕えることができるという考え方です。 日本では、明治時代以降にキリスト教が解禁されてからプロテスタントが広まりました。 現在では、日本国内にも多くのプロテスタント教会があり、それぞれが聖書の教えに基づいた活動を行っています。
挙式

ブライドグルームって?新郎との違いは?

結婚式に参列すると、招待状や席次表などで「Bride」「Groom」「Bridegroom」といった言葉を見かけることがありますね。なんとなく「新郎新婦のことかな?」と想像がつく方も多いと思いますが、それぞれの言葉の正確な意味や違いについて考えたことはありますか?今回は、意外と知られていない「ブライドグルーム」という言葉に焦点を当て、その意味や使い方、そして「新郎」との違いについて詳しく解説していきます。 「ブライドグルーム(Bridegroom)」とは、結婚式の当日を迎えたばかりの男性、つまり「花婿」のことを指します。日本語では聞き慣れない言葉ですが、英語圏では新郎と同じ意味で使われています。では、なぜ「ブライドグルーム」と呼ぶのでしょうか?その語源は、古英語の「brȳdguma」から来ており、「brȳd」は「花嫁」、「guma」は「男、人」という意味です。つまり、「ブライドグルーム」は「花嫁の男性」という意味になります。 日本では、一般的に結婚式で新郎のことを「ブライドグルーム」と呼ぶことはありません。「新郎」という言葉が広く浸透しており、格式張った印象を与える「ブライドグルーム」はあまり馴染みがないためです。しかし、ホテルウェディングや海外挙式など、国際的な場面では、「ブライドグルーム」という言葉が使われることがあります。 「ブライドグルーム」と「新郎」は、どちらも結婚式の男性主人公を指す言葉ですが、「ブライドグルーム」は英語圏の文化に基づいた表現であるのに対し、「新郎」は日本の伝統的な文化に基づいた表現であるという違いがあります。
結婚の為の準備

結婚後の新生活!改姓届のスムーズな手続きのコツ

結婚が決まり、いよいよ新しい生活に向けて準備が始まりますね。婚姻届の提出や新居の準備など、決めることはたくさんありますが、その中でも特に大切なのが「結婚後の名前をどちらにするか」ということです。 日本では、夫婦は同じ姓を名乗ることが法律で定められています。そのため、どちらかの姓を選ぶことになりますが、近年では、結婚後もそれまでの姓を名乗り続けたいという声が高まっており、夫婦別姓を選択肢として考えるカップルも増えています。しかし、現状では、夫婦別姓は法律で認められていません。 では、結婚後の名前はどうやって決めたら良いのでしょうか?まず、お互いの家系や親族の考え方を考慮することが大切です。家名や伝統を重んじる家系であれば、その気持ちを尊重したいと考える人もいるでしょう。また、仕事やキャリアを築いてきた人にとっては、結婚によって姓が変わることで、仕事上の不都合が生じる可能性も考えられます。 大切なのは、夫婦でじっくりと話し合い、お互いの気持ちを理解し合うことです。どちらかの意見を押し付けるのではなく、納得のいくまで話し合い、二人の未来にとって最適な選択をしましょう。
披露宴

シャンパンサーベル:華麗なる結婚式の演出

- 歴史に彩られた演出 シャンパンサーベル。それは、その名の通りサーベルを用いてシャンパンボトルの口をカットする、華麗で印象的な演出です。想像してみてください。きらびやかなサーベルがシャンパンボトルのネック部分を滑るように走り、ポンッという軽快な音と共にボトルの口が綺麗に切り落とされる瞬間を。その瞬間、会場は驚きと感嘆の渦に包まれることでしょう。 この儀式、実は古くから伝わるとても歴史的なものなのです。その起源は18世紀、かのナポレオンが率いたフランス騎兵隊にまで遡ります。戦いに明け暮れる日々を送っていた彼らにとって、勝利の祝杯は特別な意味を持っていました。そして祝いの席で、彼らは愛用のサーベルを使ってシャンパンを開栓したと言われています。持ち合わせていた道具でシャンパンを開けたという説や、その豪快さを誇示したという説など、様々な憶測を呼ぶエピソードですが、サーベルとシャンパン、そして勝利の祝杯。この組み合わせは、彼らの勇猛さを象徴するものとして、人々の記憶に深く刻まれたに違いありません。 その後、この勇壮で豪快な儀式は、戦場を離れ、結婚式の祝宴にも取り入れられるようになりました。そして現代では、世界中のカップルの心を掴み、人気を博しています。
結婚の為の準備

結婚のスタイル:縁談のススメ

- 縁談とは縁談とは、結婚を望む二人の間に入って、結婚を成立させるために相談をすることを指します。最近では、好きな人と恋愛して結婚するのが一般的ですが、少し前までは縁談によって結婚が決まることがほとんどでした。自分で結婚相手を探すのではなく、家族や親戚、仲人と呼ばれる信頼できる人に紹介してもらい、結婚相手と出会うのが当時のスタイルでした。縁談では、家柄や学歴、職業といった外的な条件だけでなく、性格や価値観といった内面的な相性も重視されました。仲人が間に入ることで、お互いの家族構成や経済状況、将来設計などを事前に詳しく把握し、結婚後の生活を具体的にイメージすることができました。また、当事者同士ではなかなか聞きづらいことでも、仲人が間に入ってくれることでスムーズに情報交換ができました。縁談は、結婚を家と家の結びつきと考える伝統的な価値観に基づいています。結婚は、本人同士だけの問題ではなく、家と家のつながりを大切にするという考え方が根底にありました。そのため、親や親戚が積極的に関与し、家系や家風などを考慮しながら、ふさわしい相手を見つけることに尽力しました。現代では、恋愛結婚が主流となり、縁談は昔ほど一般的ではなくなりました。しかし、結婚相談所やマッチングアプリなど、新しい出会いの形が増える一方で、信頼できる人に紹介してもらいたいというニーズは根強く残っています。
結納

結婚の意思表示?身上書ってどんなもの?

- 身上書とは身上書とは、結婚を前提としたお付き合いを始めるにあたり、お相手に自分のことをより深く理解していただくための大切な資料です。自分の生い立ちや家族構成、学歴や職歴、そして普段の生活や価値観などを記すことで、いわば「結婚を意識した自己紹介書」としての役割を果たします。履歴書のように形式が決まっているわけではありません。そのため、自分の言葉で、自分の気持ちを込めて、お相手に伝えたい内容を自由に表現することができます。例えば、家族への想いや、大切にしている価値観、将来設計などを具体的に記すことで、お相手はあなたの人となりや結婚観をより深く理解することができます。身上書を作成する際には、正直に、ありのままの自分を表現することが大切です。また、誤字脱字や言葉遣いなど、失礼な印象を与えないよう注意が必要です。特に、家族に関する情報はデリケートな部分も含まれますので、配慮を忘れずに記しましょう。身上書は、お相手と家族になることを意識した、真剣な交際への第一歩となる重要なものです。心を込めて作成することで、お相手への誠意が伝わり、より良い関係を築くことができるでしょう。
披露宴

感謝を込めて贈る引出物:選び方とマナー

- 引出物とは 結婚式や披露宴は、新郎新婦にとって人生の晴れ舞台であり、その特別な日を共に祝ってくれたゲストの存在は、何にも代えがたい喜びとなります。 引出物とは、そんな大切なゲスト一人一人へ、感謝の気持ちを表すために新郎新婦から贈る贈り物のことを言います。単なる贈り物ではなく、結婚という人生の大きな節目を祝ってくれたことへの感謝と、これから始まる二人の未来に対する温かい祝福の願いが込められています。 引出物を選ぶ際には、ゲストへの感謝の気持ちはもちろんのこと、新郎新婦のこだわりやゲストの顔を思い浮かべながら、心を込めて品物を選ぶことが大切です。食器やタオルなどの日用品、お酒やお菓子などの consumables、カタログギフトなど、様々な種類の引出物があります。 一般的には、披露宴が終わりゲストが会場を後にする際、新郎新婦から直接手渡されることが多いです。 引出物は、ゲストにとってはその日の感動や喜びを思い起こさせる記念品としての意味合いも持ち合わせています。そのため、後々まで大切に使い続けてもらえるような、実用性と記念性を兼ね備えたものを選ぶことが重要と言えるでしょう。
挙式

自由な誓い:シビルウエディングの魅力

- シビルウエディングとは シビルウエディングは、教会や神社などの宗教的な儀式ではなく、法律に基づいた婚姻の成立に重きを置く結婚式スタイルです。 欧米諸国では、宗教婚よりも一般的な形式として広く浸透しており、結婚証明書への署名を結婚の誓約として重要な儀式と位置づけています。 日本では、婚姻届の提出と結婚式は別々の日に行うことが一般的ですが、シビルウエディングでは、結婚式の中で「婚姻届受理証明書」を披露します。 そして、参列者全員の前で法的に夫婦になったことを宣言するという、厳粛かつ感動的なセレモニーが特徴です。
その他

おめでた婚のスムーズな段取りとは?

- おめでた婚とは おめでた婚とは、妊娠をきっかけに結婚を決断することを指します。 近年では「授かり婚」と呼ばれることも多く、以前と比べて抵抗を感じる人は少なくなってきました。 しかし、結婚と出産の準備を同時に行う必要があるため、時間的な制約が大きくなります。 そのため、入念な計画と準備が不可欠です。 具体的には、結婚式の準備、新居探し、出産準備、役所への手続きなど、短期間で多くのことを決定し、準備を進めていかなければなりません。 また、親への挨拶や結婚の報告についても、それぞれの家族の状況や考え方を考慮しながら、慎重に進める必要があります。 さらに、出産費用や育児費用など、経済的な問題についても、前もってしっかりと話し合っておくことが重要です。 おめでた婚は、新しい命を授かった喜びとともに、多くの課題も伴います。 しかし、周囲のサポートを得ながら、二人で協力して乗り越えていくことで、より一層絆が深まり、幸せな家庭を築いていけるでしょう。
結婚の為の準備

結婚後の名字はどうなる?新姓の基礎知識

日本では、結婚する二人を法律的に夫婦として認める「婚姻届」を提出する際に、夫婦どちらかの名字を選択し、夫婦で同じ名字になる必要があります。これは「夫婦同姓」と呼ばれ、民法で定められています。 そのため、結婚する二人のうちどちらかが、自分の名字を相手の名字に変更することになります。どちらの名字を選ぶかは、夫婦で話し合って決めることができます。 伝統的に日本では、夫の名字を選ぶ夫婦が多い傾向にありました。しかし、近年では、女性の社会進出や個人の価値観の多様化に伴い、妻の名字を選ぶ夫婦や、結婚後もそれぞれの名字を名乗り続ける「選択的夫婦別姓制度」を求める声も高まっています。 結婚と名字の関係は、夫婦の生き方や価値観を反映する重要な問題です。そのため、結婚前に二人の将来についてよく話し合い、お互いに納得のいく選択をすることが大切です。
その他

一生の思い出に。ハネムーンのすべて

- ハネムーンとは 結婚という人生における大きな節目を終え、新しい章の始まりを祝うように、夫婦で旅に出ることをハネムーンと言います。 華やかで慌ただしい結婚式という一大イベントを終えた後だからこそ、二人だけの静かな時間の中で、夫婦としての絆を育むかけがえのない機会となるでしょう。 ハネムーンは、ただ旅行を楽しむだけでなく、結婚の喜びを改めて噛み締め、夫婦としての未来について語り合う、大切な時間でもあります。 日常生活が始まる前に、二人で過ごす特別な時間を持つことで、これから始まる新しい生活に向けて気持ちを一つにし、夫婦としての第一歩を踏み出すことができるでしょう。
和式

結婚祝いには紅白饅頭? 上用饅頭の由来と意味

お祝いの席でよく目にする、紅白に彩られた可愛らしい饅頭。私達には馴染み深いものですが、正式には「上用饅頭」と呼ばれる、日本の伝統的な和菓子の一つです。 淡いピンクと白の愛らしい見た目は、おめでたい席に華を添え、古くからハレの日に欠かせないものとして親しまれてきました。 上用饅頭は、その名の通り「上用粉」という高級な米粉を用いて作られます。きめ細かく滑らかな口触りは、上用粉を使うことで生まれるものです。 紅白饅頭が慶事に用いられるようになった由来は、平安時代にまで遡るとされています。当時の宮中では、中国から伝わった赤い米と白い米を蒸したものを、神様にお供えしていました。 この紅白の餅が、後の紅白饅頭のルーツになったと言われています。紅白の色には、それぞれ特別な意味が込められています。赤は「魔除け」、白は「清浄」を表し、二つの色が組み合わさることで、縁起の良いものとされています。 結婚や結納などの人生の門出を祝う席で、上用饅頭は、二人の未来が明るく幸せなものになるよう願いを込めて贈られます。 上用饅頭の由来や意味を知ることで、単なるお菓子としてではなく、特別な想いの込められた贈り物として、その味わいはより一層深く、心に響くものとなるでしょう。