花嫁の着こなしに欠かせない「抱帯」
- 抱帯とは花嫁が白無垢や色打掛といった豪華な打掛を身にまとう際、帯の下に結ぶ帯のことを「抱帯」といいます。 幅は約7cm、長さは約3.6mと小ぶりな帯ですが、花嫁の着姿を美しく整え、華やかさを添える重要な役割を担っています。抱帯の役割は、大きく分けて二つあります。一つ目は、打掛の帯を固定することです。打掛の帯は幅広で重さもあるため、抱帯で固定することで、着崩れを防ぎます。二つ目は、花嫁の着姿にアクセントを加え、より美しく見せることです。抱帯の色や柄、結び方によって、花嫁の個性を表現することができます。抱帯には、様々な色や柄、素材のものがあります。白や金、銀などの定番色に加え、赤やピンクなどの華やかな色、鶴や亀などの縁起の良い柄など、選択肢は豊富です。素材も、正絹やポリエステルなど、様々なものが使われています。抱帯は、花嫁の美しさを引き立てるための重要なアイテムです。結婚式という特別な日に、抱帯を身につけることで、花嫁はさらに輝きを増すことでしょう。