花嫁の凛とした佇まいを支える「掛下帯」
- 掛下帯とは掛下帯とは、花嫁が身に纏う掛下振袖に合わせる、格式高い場面で用いる帯のことを指します。 掛下振袖とは、白無垢や色打掛の下に着る着物のことです。一般的な帯である袋帯と比較すると、掛下帯は幅が24~26センチメートル、長さが4~4メートル20センチメートルほどと、やや細身で短めに仕立てられています。 このように仕立てられていることで、締め付け感が少なく、動きやすいという特徴があります。華やかな打掛の下に身に着ける掛下帯は、一見すると目立ちません。 しかし、花嫁の着姿を美しく整え、凛とした立ち居振る舞いを支える、重要な役割を担っています。 まるで縁の下の力持ちのように、花嫁を陰ながら支える、大切な存在と言えるでしょう。