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着付けをもっと快適に!半襦袢のススメ

- 半襦袢とは?半襦袢は、着物を着るときに身につける下着の一つです。 着物の中に着るものといえば、長い袖が特徴的な長襦袢を思い浮かべる方も多いでしょう。 半襦袢は、その長襦袢よりも丈が短いのが特徴です。 半襦袢の主な役割は、汗や皮脂汚れから大切な着物を守ることです。 直接着物に汗が付くのを防ぐことで、着物の黄ばみや劣化を防ぎ、長く大切に着用することができます。 また、肌着の上に着ることで、着物や長襦袢の滑りを良くし、着崩れを防ぐ役割も果たします。半襦袢には、素材や形、袖丈など、様々な種類があります。 一般的によく用いられる素材は、吸水性や通気性に優れた綿ですが、最近では、洗濯してもシワになりにくいポリエステル素材のものも人気です。 形は、筒状の「筒袖」や、袖口が袋状になった「半無双」などがあります。 袖丈も、二の腕が隠れる程度の短いものから、肘が隠れる程度の長いものまで様々です。半襦袢の選び方としては、まず着用する着物の種類や季節、そして自分の体型に合ったものを選ぶことが大切です。 例えば、夏場は通気性の良い綿素材のものを、冬場は保温性の高い素材のものを選ぶと良いでしょう。 また、自分の体型に合ったサイズを選ぶことで、着崩れを防ぎ、美しい着物姿を保つことができます。半襦袢は、着物姿を美しく保つために欠かせないアイテムです。 素材や形、着用の仕方をしっかりと理解して、自分にぴったりの一枚を選びましょう。
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和装の粋 ~引き振袖の魅力~

- 引き振袖とは 引き振袖とは、その名の通り袖を引きずるほど長い袖が特徴の着物です。 未婚女性の第一礼装とされ、成人式で着用する振袖よりも格の高い、非常に格式高い着物として知られています。 袖の長さは、時代や流行によって変化してきましたが、現代では「大振袖」「中振袖」「小振袖」の三種類に大別されます。 大振袖は、袖丈が110cm以上の最も格式高い引き振袖で、かつては公家や武家の婚礼衣装として用いられていました。 中振袖は、袖丈が100cm前後で、現代では最も一般的な引き振袖です。 小振袖は、袖丈が90cm前後と短めで、動きやすさから人気を集めています。 引き振袖は、格調高い場にふさわしい華やかさと、優美なシルエットが魅力です。 豪華な刺繍や金箔が施されたものも多く、花嫁の美しさをより一層引き立てます。 近年では、伝統的な柄だけでなく、現代的なデザインを取り入れたものや、洋髪に合わせるなど、 自分らしい着こなしを楽しむ人も増えています。