合唱

- アカペラとは人の声だけが織りなすハーモニー、それがアカペラです。楽器を使わずに、人の声だけで歌われる合唱や重唱、また、その楽曲自体を指す言葉です。 「アカペラ」の語源は、イタリア語で「聖堂風の」という意味を持つ「ア・カッペッラ」という言葉。その名の通り、アカペラの起源は教会で歌われていた宗教音楽にあります。 昔、教会では楽器の使用が禁じられていました。そのため、祈りを捧げる歌は人の声だけで歌われていました。 教会で生まれたアカペラは、その後も人々の心を打つ音楽として、長い年月を経て現代に受け継がれてきたのです。教会音楽から発展したアカペラは、今ではクラシック音楽の枠にとどまらず、ジャズ、ポップス、ロックなど、様々なジャンルの音楽に取り入れられています。 また、アカペラグループが歌うポピュラー音楽のカバーや、オリジナル曲も人気を集めています。 高度な技術と豊かな表現力が求められるアカペラは、まさに「人の声」の可能性を最大限に引き出した音楽と言えるでしょう。