結納の基礎知識:受書の意味と役割
- 結納における受書とは
結婚が決まり、両家の結びつきを強める儀式である結納。
その中で重要な役割を持つのが「受書」です。
受書とは、結納品を確かに受け取ったことを示す証として、結納を受けた側が、結納を贈ってくれた側に渡す書状のことです。
日本では古くから、結納は結婚の約束を正式に交わすための儀式として大切にされてきました。
受書は、その大切な儀式の中で、両家の約束を文書として明確に残し、後世に伝える役割を担っています。
結納の形式や内容が時代と共に変化する中でも、受書は現在でも多くの場合で用いられています。
これは、受書が持つ「約束の証」としての重みが、時代を超えて受け継がれているからと言えるでしょう。
受書は、形式ばった堅苦しい文章だと身構える必要はありません。
感謝の気持ちを込めて、結婚の喜びと、両家の結びつきを大切に思う気持ちを綴れば、想いは相手に伝わります。
これから始まる新しい家族の物語の第一歩として、受書に心を込めて言葉を添えてみてはいかがでしょうか。