花嫁を軽やかに魅せる『ワトー』の魅力
結婚式という特別な日に花嫁が身に纏うウェディングドレス。そのドレスのシルエットを決める要素の一つに、トレーンがあります。トレーンとは、ドレスの腰やスカートの裾から後ろに長く引きずるようにデザインされた部分のことです。ドレスの後ろ姿に華やかさを添え、歩くたびに美しく揺れ動くその姿は、花嫁をより一層美しく、印象的に見せてくれます。
トレーンの長さやデザインは実に様々ですが、大きく分けるとトレーンがないものから、短いもの、長いものまであります。そして、トレーンにはそれぞれに名前が付けられており、その名前を耳にする機会もあるかもしれません。例えば、チャペル式で人気のある、長いトレーンを持つデザインのものは、“ロイヤルカテドラルトレーン”や“モナコトレーン”などと呼ばれ、格式高い教会や大聖堂に映える、豪華で印象的な後ろ姿を演出します。
一方、ガーデンウェディングやレストランウェディングなど、カジュアルな雰囲気の式で人気なのが、“ワトー”と呼ばれるトレーンです。これは、膝下あたりまでの短いトレーンのことを指し、軽やかで動きやすい点が特徴です。可愛らしい印象を与えたい花嫁にも人気があります。
このように、トレーンは長さやデザインによって、ドレス全体の印象を大きく左右します。そのため、会場の雰囲気や式の形式、そして何よりも自分がどんな花嫁になりたいかをイメージしながら、ぴったりのトレーンを見つけてみてください。