結婚式で見かける「福禄寿」の意味とは?
結婚式に出席すると、披露宴会場のテーブルに「寿」や「鶴亀」など、おめでたい言葉が書かれた席札を見かけることがありますね。こうしたお祝いの席にふさわしい言葉の中に、「福禄寿」という言葉を目にすることもあるでしょう。福禄寿とは、一体どんな意味を持つ言葉なのでしょうか?
福禄寿は、中国から伝わった道教における神様の一人で、日本では七福神の一柱として広く知られています。その名前には、「福」は幸福、「禄」は財産や社会的な成功、「寿」は長寿という、私たちが人生において切実に願う三つの願いが込められています。
結婚式は、二人の新しい門出を祝うと同時に、二人の未来が永遠の幸福で満たされ、子宝や経済的な豊かさにも恵まれ、共に長く健康に過ごせるようにと願う場でもあります。そのため、福禄寿は、結婚式の場にふさわしい大変縁起の良い言葉として、古くから尊ばれてきました。
福禄寿の文字を目にすることで、結婚式に参列した人々は、新郎新婦の未来が輝かしいものであるようにと、改めて祝福の気持ちを新たにすることでしょう。