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披露宴

英国の伝統!ウエディングケーキを解説

結婚式に欠かせないものとして、美しくデコレーションされたウエディングケーキがあります。その起源は古く、古代ローマ時代にまでさかのぼると言われています。しかし、当時のケーキは現在のような華やかなものではなく、小麦や大麦、果物を使い、素朴な形で焼き上げられていました。結婚式では、このケーキを新郎新婦の頭上で砕くという儀式が行われていました。これは、穀物に宿る神聖な力によって、二人の未来に豊かな実りをもたらし、子孫繁栄を願うという意味が込められていたと言われています。 時代が進むにつれて、ウエディングケーキも変化を遂げていきます。中世に入ると、ビスケットやスコーンのようなものが作られるようになり、結婚式で振る舞われるようになりました。特に裕福な人々の間では、ビスケットやスコーンを高く積み上げたものが登場し、現在のウエディングケーキの原型のようなものが作られるようになりました。そして、17世紀、イギリスにおいて初めて砂糖を使った豪華なウエディングケーキが登場します。この頃から、現在のウエディングケーキに近い、美しくデコレーションされたスタイルが確立されていったのです。