結婚式での「お開き」の意味とは?
結婚式や披露宴の最後には、司会者の方の「お開き」という言葉が、式典の幕引きを告げます。
「お開き」は、結婚式の締めくくりを意味する言葉で、ゲストの皆様が会場を後にする合図となります。
日常生活ではあまり耳にする機会が少ない「お開き」という言葉ですが、結婚式や披露宴といった格式高い場においては、長年使われてきた伝統的な表現です。
「開く」という言葉の前に丁寧さを表す「お」を付け、さらに「開く」を敬語で表現した「開き」を組み合わせることで、ゲストへの配慮と敬意を込めた、丁寧で美しい締めくくりの言葉となっています。
「お開き」という言葉には、喜びと祝福に満ちた時間が終わりを迎える寂しさ、そして、新しい章へと進む二人への期待が込められています。
結婚式の結びには、参列者一同が新郎新婦の未来を祝福し、会場を後にします。
「お開き」は、単なる式の終了を告げるだけでなく、参列者全員で分かち合った感動的な時間の余韻を残し、新しい門出を祝う象徴的な言葉と言えるでしょう。