ウェディングに彩りを添える「ウェルカムベア」

ウェディングに彩りを添える「ウェルカムベア」

結婚式の可愛らしいお出迎え

結婚式や披露宴の会場に足を踏み入れると、受付などで可愛らしいクマのぬいぐるみを見かけることがありますよね。最近は、新郎新婦の姿になったクマのぬいぐるみを飾るのが人気を集めています。

これは「ウェルカムベア」や「ウェディングベア」と呼ばれ、結婚式の新たな定番になりつつあります。ちょこんと座っていたり、仲良く手をつないでいたりする姿は、ゲストの心を和ませ、温かい気持ちにさせてくれます。

ウェルカムベアは、ただ可愛いだけでなく、二人の結婚を祝うシンボルとして、ゲストを温かくお迎えするという意味も込められています。二人の衣装の色合いに合わせたものや、好きなキャラクターの衣装を着たものなど、様々なデザインがあります。

また、結婚式後も、新居のリビングや寝室に飾ることで、結婚式の幸せな思い出をいつまでも近くに感じることができます。自分たちで手作りしたり、両親や友人からプレゼントされたりと、二人にとって特別な意味を持つことも多いようです。

ウェルカムベアは、結婚式のテーマや雰囲気に合わせて選ぶことができます。可愛らしい雰囲気にしたい場合は、パステルピンクやレースをあしらったものを、スタイリッシュな雰囲気にしたい場合は、白やネイビーを基調としたものを選ぶと良いでしょう。

ウェルカムベアにはどんな意味があるの？

結婚式でよく見かけるようになったウェルカムベア。可愛らしい見た目から、単なる装飾と思われがちですが、実は深い意味が込められています。

ウェルカムベアは、その名のとおり、ゲストへ「ようこそ」の気持ちを伝える、「おもてなし」の象徴です。新郎新婦が、結婚式に足を運んでくれたゲスト一人ひとりを温かく迎え入れたいという感謝の気持ちを表しています。

可愛らしいクマのぬいぐるみがゲストを迎えてくれることで、結婚式の会場は一層華やかな雰囲気に包まれます。そして結婚式後も、新居に飾ることで、当日の幸せな思い出をいつまでも大切に取っておくことができます。

ウェルカムベアは、新郎新婦とゲストを繋ぐ、心のこもったアイテムと言えるでしょう。

手作りで想いを込めるカップルも

結婚式のウェルカムスペースに置かれることの多いウェルカムベア。最近では、既製品を購入するのではなく、自分たちで手作りするカップルも増えています。
手作りの魅力は、なんといっても世界にたった一つのオリジナルベアを作れることでしょう。
お気に入りのぬいぐるみ用の生地を選んだり、ボタンやリボンの色や素材を自由に組み合わせたりすることで、二人だけの特別なベアを作り上げることができます。
時間をかけて、心を込めて作り上げることで、完成した時の喜びもひとしおです。手作りを通して、二人で協力し、アイデアを出し合うことで、絆がより一層深まるという声も多く聞かれます。
また、手作りのウェルカムベアは、ゲストへの感謝の気持ちを伝えるだけでなく、二人で協力して作り上げたという達成感を味わえるのも大きな魅力です。
結婚式の準備期間を楽しむとともに、結婚後も二人にとって大切な思い出の品となるでしょう。

結婚式のテーマに合わせたコーディネート

結婚式のテーマに合わせて、会場の雰囲気作りに一役買うウェルカムベア。
その魅力は、新郎新婦の好みや結婚式のテーマに合わせて、自由にコーディネートできる点にあります。
例えば、厳かで伝統的な雰囲気の和装婚なら、和装姿の愛らしいベアが出迎えることで、ゲストの心を和ませるでしょう。
一方、自然体でアットホームなナチュラルウェディングには、麻素材の衣装を纏った素朴なベアがぴったりです。
このように、結婚式のテーマに合わせたアレンジを加えることで、会場全体に統一感が生まれ、洗練された空間になるでしょう。

さらに、二人だけの思い出の場所や共通の趣味に関するアイテムを取り入れることで、オリジナリティ溢れる個性的なウェルカムベアを演出することも可能です。
例えば、旅行好きの二人なら、思い出の旅行先の民族衣装を着せたり、旅行カバンを持たせるのも良いでしょう。
また、映画好きなら、お気に入りの映画のキャラクターを模した衣装を着せるのも素敵です。
このように、二人らしいエッセンスを加えることで、世界に一つだけの特別なウェルカムベアが完成します。
ゲストにとっても、二人のこだわりや個性が感じられる素敵な思い出になるでしょう。

結婚式の後は、新しい家族の一員に

結婚式という特別な一日が終わり、新生活が始まると、そこには新しい家族の形が生まれます。華やかなドレスやタキシードを脱いだ後も、結婚式の感動と喜びをいつまでも近くに感じていたいと願うのは自然なことです。そんな夫婦にとって、ウェルカムベアは、単なる結婚式の装飾品ではなく、新しい家族の一員としての役割を担う存在となります。

挙式当日、ゲストを笑顔で迎えてくれたウェルカムベアは、新居のリビングや寝室など、夫婦の目に触れる場所に飾られます。ふとした瞬間にその愛らしい姿が目に入ると、結婚式の幸せな思い出が蘇り、心が温かくなるでしょう。そして、月日が流れ、新しい家族が増える時、ウェルカムベアは子供たちの遊び相手として、家族の成長を見守る存在へと変化していきます。

子供が大きくなり、結婚式の写真を見る時、ウェルカムベアは、あの日の感動と喜びを鮮やかに蘇らせる語り部のような役割を果たしてくれるでしょう。このように、ウェルカムベアは、家族の歴史と共に時を刻み、世代を超えて愛される、かけがえのない存在となっていくのです。