輝きを最大限に!婚約指輪の定番、立て爪セッティング
結婚指輪や婚約指輪に使われる宝石の留め方には様々な種類がありますが、その中でも「立て爪セッティング」は特に人気のある技法の一つです。宝石を複数の爪で支えるように固定することから、日本では「立て爪」の名前で親しまれています。
立て爪セッティングは、1886年にアメリカの有名な宝飾品ブランドであるティファニーが開発しました。ティファニーは、ダイヤモンドの美しさを最大限に引き出すことを目指し、あらゆる角度から光を取り込める画期的なセッティング方法を考案しました。それが、ダイヤモンドをまるで宙に浮かせるかのように、爪で持ち上げるように留める立て爪セッティングです。
立て爪セッティングの最大の魅力は、その輝きです。光を遮るものが少ないため、ダイヤモンド本来の輝きを最大限に楽しむことができます。また、デザイン性の高さも魅力の一つです。爪の数や形、高さなどを変えることで、シンプルながらも洗練されたデザインから、華やかで個性的なデザインまで、様々なバリエーションを生み出せることも、立て爪セッティングが長年愛され続けている理由と言えるでしょう。