幸せを呼ぶおまじない?サムシングフォーの秘密
結婚式は、新しい人生の門出を祝う特別な日。花嫁の幸せを願う気持ちは、古くから様々な形で表現されてきました。「サムシングフォー」もその一つ。ヨーロッパやアメリカから伝わったこの言い伝えは、花嫁が身に付けることで幸せになれるとされる4つのアイテムを指します。
「サムシングフォー」には、それぞれに素敵な意味が込められています。「サムシングオールド」は、祖父母や両親など、すでに幸せな結婚生活を送っている人から譲り受けた古いもの。祖先や家族との繋がりを表し、その幸せにあやかろうという願いが込められています。「サムシングニュー」は、結婚式のために新しく用意したもの。新しい人生に対する希望や、これから始まる未来への期待を象徴しています。「サムシングボロー」は、友人や家族から借りたもの。周囲の人との繋がりや、その人たちの愛情を表しています。そして「サムシングブルー」は、青いものを身に着けること。青は聖母マリアのシンボルカラーとされ、誠実さや純粋さを表します。
これらのアイテムを結婚式で身に着けることで、花嫁は多くの人の愛情と祝福に包まれ、永遠の幸せを掴むことができると信じられているのです。代々受け継がれてきた伝統であると同時に、現代でも広く取り入れられている「サムシングフォー」。そこには、時代を超えて受け継がれる、花嫁の幸せを願う温かい気持ちが込められています。