披露宴

結婚式の基礎知識:名披露目とは?

結婚式の基礎知識:名披露目とは?

ウェディングの質問

先生、「名披露目」って、引出物の一種らしいんですけど、どういうものなんですか?

ウェディング専門家

良い質問だね。「名披露目」はね、主に東海地方の結婚式で贈られる引出物のことを指すよ。結婚式の招待客に、新郎新婦の名前を披露するという意味が込められているんだ。

ウェディングの質問

へえー!新郎新婦の名前を披露するって、何か特別な意味があるんですか?

ウェディング専門家

昔は結婚式の招待客全員が、新郎新婦と面識があるとは限らなかったんだ。そこで、この「名披露目」を贈ることで、誰と誰が結婚したのかを、分かりやすく伝える役割があったんだよ。

名披露目とは。

「名披露目」は、東海地方の結婚式でもらう贈り物のひとつです。千円から千五百円くらいのタオルや箸などのセットを贈ります。贈り物には、新郎新婦の名前を書いたのし紙をかけます。

名披露目とは

名披露目とは

– 名披露目とは

結婚式の準備は、招待客への対応など、たくさんのやるべきことで溢れています。中でも、特に頭を悩ませるのが「引出物」ではないでしょうか。地域や家の伝統によって、様々な形式があるため、情報収集は欠かせません。今回は、東海地方で見られる「名披露目」について詳しく解説していきます。

「名披露目」とは、結婚式と披露宴を行わず、結婚を親族だけに報告し、お披露目をするための席のことを指します。主に東海地方で行われており、関東地方の「結納」や関西地方の「顔合わせ食事会」に似た意味合いを持っています。

従来は、両家の親族が集まり、格式張った雰囲気の中で行われることが一般的でした。しかし、最近では、ホテルやレストランを貸し切って、食事会のような形式で行うケースも増えています。

名披露目では、両家の親族が初めて顔を合わせるため、結婚の報告と同時に、お互いの家族を紹介し合う大切な機会となります。また、結婚指輪や婚約指輪のお披露目、今後の結婚式の予定などを話し合う場としても利用されます。

東海地方では、結婚が決まるとまず「名披露目」、その後、改めて結婚式と披露宴を行うという流れが一般的です。そのため、招待客は親族のみとなり、友人や会社関係者を招待することはありません。

名披露目を行う場合は、招待客へのお土産として「名披露目引き出物」を用意するのが一般的です。引き出物の内容としては、タオルやお菓子などの消えものが好まれ、金額の相場は3,000円〜5,000円程度となっています。

項目 内容
定義 結婚式・披露宴を行わず、親族に結婚報告とお披露目をするための席
地域 主に東海地方
形式 従来は格式張った雰囲気、近年はホテルやレストランで食事会形式も増加
目的
  • 結婚の報告
  • 両家家族の紹介
  • 結婚指輪・婚約指輪のお披露目
  • 今後の結婚式の予定などの話し合い
招待客 親族のみ
お土産 名披露目引き出物(タオル、お菓子など3,000円〜5,000円程度)

名披露目の相場

名披露目の相場

– 名披露目の相場

結婚式の華やかな披露宴とは違い、親族や親しい友人など少人数で行うことが多い名披露目。
アットホームな雰囲気の中で、感謝の気持ちを込めて贈るお祝いの品物選びは、
特に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

一般的な名披露目の相場は、1000円から1500円程度と言われています。
あまり高額な品物を選んでしまうと、かえって相手に気を遣わせてしまう可能性も。
感謝の気持ちとともにお祝いの席にふさわしい品物を選ぶことが大切です。

贈る品物として人気が高いのは、タオルや箸セットなど、日常生活で役立つ実用的な日用品です。
相手の家族構成やライフスタイルなども考慮しながら選ぶと、さらに喜ばれるでしょう。
例えば、新居に引っ越したばかりであれば、インテリアに馴染むおしゃれな食器なども喜ばれますし、
夫婦共働きで忙しい二人であれば、家事の時短に繋がる家電などもおすすめです。

予算感を意識しながらも、ゲストの顔を思い浮かべ、感謝の気持ちが伝わる素敵な品物を選んでいきましょう。

項目 内容
相場 1000円~1500円程度
選び方のポイント
  • 高額すぎるものは避ける
  • 感謝の気持ちとともにお祝いの席にふさわしいものを選ぶ
  • 相手の家族構成やライフスタイルを考慮する
おすすめ品
  • タオル
  • 箸セット
  • おしゃれな食器
  • 時短家電

名披露目に添える熨斗

名披露目に添える熨斗

– 名披露目に添える熨斗

名披露目は、新しい門出を迎えた新郎新婦が、両家の親族や親しい友人たちに結婚を報告し、共に祝福を分かち合う大切な場です。この晴れの場にふさわしい贈り物として、二人の新しい門出を祝う気持ちが込められた熨斗が添えられます。

名披露目に添える熨斗には、新郎新婦の名前を連名で記し、両家が親戚としての結びつきを深めることを象徴する意味が込められています。また、これは単なる贈り物ではなく、ゲストに対する結婚の報告と、これから始まる新しい人生を共に祝ってほしいという願いを込めた「お披露目」の意味も持ち合わせています。

熨斗紙の表書きには、「寿」や「内祝」といった縁起の良い言葉が一般的です。特に「寿」は、長い命や永遠の幸福を意味するおめでたい言葉として、結婚式や名披露目といった祝いの席で広く用いられています。最近では、結婚式のテーマや会場の雰囲気に合わせて、伝統的な柄だけでなく、現代的なデザインや華やかな色合いの熨斗を選ぶカップルも増えています。

名披露目に添える熨斗は、贈る側の感謝の気持ちと、受け取る側の喜びを繋ぐ大切な役割を担っています。贈る気持ちを込めて、心を込めて熨斗を選びたいものです。

項目 詳細
名披露目での熨斗の役割 新しい門出を祝う気持ち、結婚の報告、新しい人生を共に祝う「お披露目」の意味
熨斗の書き方 新郎新婦の名前を連名で記載
表書き 「寿」「内祝」などが一般的
最近の傾向 伝統的な柄だけでなく、現代的なデザインや華やかな色合いの熨斗を選ぶカップルも増加

名披露目の歴史

名披露目の歴史

– 名披露目の歴史結婚式の華やかな演出の中で、ゲストへ感謝の気持ちを込めて贈られる引出物。その起源とも言える名披露目は、古くから日本に伝わる伝統的な風習です。その歴史は深く、かつては結婚の報告を兼ねて、新郎側の親族が近隣に配っていた贈り物が始まりと言われています。当時は、結婚の事実を広く知らせる手段が限られていました。そのため、新郎の家では、結婚が決まると、親族一同が近隣の家々を訪ね歩き、結婚の報告と合わせて、ささやかな贈り物を手渡していました。この贈り物は、新しい家族の誕生を祝うと同時に、今後とも変わらぬお付き合いをお願いするという、大切な意味合いを持っていました。時代が進むにつれて、結婚の報告は口頭や手紙で行われるようになり、名披露目の風習も徐々に変化していきます。特に、結婚式という祝いの場が一般的になると、名披露目は、感謝の気持ちを込めてゲストに贈る引出物という形に変化していきました。そして、現在では、結婚式に招待されたゲストが、二人の新しい門出を祝うとともに、結婚式の思い出を持ち帰ることができる、大切な贈り物として定着しています。特に、東海地方では、現在でも名披露目の伝統が色濃く残っており、結婚式の重要な要素の一つとして大切に受け継がれています。これは、古くからの風習を大切にする、この地域ならではの文化と言えるでしょう。

時代 名披露目の形式 目的
かつて 新郎側の親族が近隣に贈り物を持って結婚報告に挨拶回り 結婚の事実を広く知らせる
新しい家族の誕生の祝いと今後の付き合いをお願いする
現代 結婚式に招待されたゲストへ引出物を贈る 感謝の気持ちを込めて結婚式の思い出を持ち帰ってもらう

他の地域との違い

他の地域との違い

– 他の地域との違い

結婚式のお祝いの品といえば、関東や関西では、引き菓子やカタログギフトが定番です。ゲストは結婚式の最後に、新郎新婦から感謝の気持ちを込めて、これらの品々を手渡されるのが一般的と言えるでしょう。

しかし、東海地方の結婚式では、少し違った習慣が見られます。結婚披露宴とは別に、親族のみを招いて行う「名披露目」という儀式があります。この名披露目でも、引き菓子やカタログギフトなどの贈り物をゲストに渡すことが一般的です。つまり、東海地方の結婚式では、ゲストは披露宴と名披露目の両方で、新郎新婦から感謝の気持ちを形にして受け取ることになるのです。

このように、東海地方の結婚式では、他の地域と比べて、ゲストがより多くの贈り物を受け取ることになります。これは、東海地方特有の「おもてなしの心」の表れと言えるでしょう。

たくさんの贈り物は、ゲストにとって嬉しい反面、持ち帰るのが大変になる場合もあるかもしれません。しかし、新郎新婦からの感謝の気持ちがより強く伝わるという点で、東海地方の結婚式は、温かい魅力にあふれていると言えるのではないでしょうか。

地域 結婚祝い 特徴
関東・関西 引き菓子、カタログギフト 結婚式の最後に感謝の気持ちを込めて贈る
東海地方 引き菓子、カタログギフト 結婚披露宴とは別に親族のみで行う「名披露目」でも贈る。
ゲストは2回受け取る。

まとめ

まとめ

今回の記事では、東海地方の結婚式で贈られる「名披露目」について詳しくご紹介しました。
結婚式の引出物は、地域によって様々な風習やマナーが存在します。そのため、結婚式を挙げる際には、事前にしっかりと情報収集を行うことが大切です。特に、異なる地域からゲストを招待する場合には、その地域の慣習も考慮する必要があります。
東海地方では、結婚式の引出物として「名披露目」と呼ばれる特別な品物を贈る風習があります。「名披露目」は、新郎新婦の名前をお披露目するという意味が込められており、タオルやお菓子などの実用的な品物に、新郎新婦の名前を入れたのしを掛けて贈ります。
結婚式の準備は何かと忙しいものですが、ゲストに失礼のないよう、そして感謝の気持ちを込めて、心を込めて品物を選びましょう

項目 内容
地域 東海地方
名称 名披露目
意味 新郎新婦の名前をお披露目する
内容 タオルやお菓子などの実用的な品物に、新郎新婦の名前を入れたのしを掛けて贈る
注意点 – 事前に情報収集を行うこと
– ゲストの地域の慣習も考慮すること
– 感謝の気持ちを込めて、心を込めて品物を選ぶこと