披露宴会場の主役！メインテーブル解説

披露宴会場の主役！メインテーブル解説

披露宴の象徴、メインテーブル

結婚式や披露宴、二次会と、結婚を祝うパーティー会場において、ひときわ華やかに飾られ、列席者の視線を集める場所があります。それが、新郎新婦が座るメインテーブルです。
「高砂」という別名でも呼ばれるこの特別な席は、会場全体の雰囲気を決定づける重要な要素であり、まさに祝宴の主役と呼ぶにふさわしいでしょう。

メインテーブルは、新郎新婦にとってゲストへの感謝の気持ちを伝える大切な場所となります。高砂という呼び名は、能楽の演目「高砂」に由来し、夫婦円満や長寿を象徴する縁起の良いものとされています。

メインテーブルの装飾や配置は、会場の広さや雰囲気、そして新郎新婦の希望によってさまざまです。近年では、従来の形式にとらわれず、ゲストとの距離が近いソファ席や、ガーデンウェディングに合わせた開放的なデザインなど、個性的なメインテーブルも人気を集めています。

メインテーブルは、新郎新婦が並んで座り、その正面には両家の両親や親族が着席するのが一般的です。華やかな装花やテーブルクロス、キャンドルなどで装飾され、写真撮影のスポットとしても人気があります。

結婚式のスタイルが多様化する中で、メインテーブルもまた、新郎新婦の個性を表現する大切な要素となっています。

会場全体を見渡せる特等席

結婚式や披露宴の会場選びで、特に悩むのが席次ではないでしょうか。中でも、新郎新婦が座るメインテーブルは、会場全体の雰囲気を左右する重要なポイントです。

多くの場合、メインテーブルは会場の一番奥まった場所に設置されます。それは、会場全体を見渡せる特等席を用意することで、新郎新婦がすべてのゲストに感謝の気持ちを伝えられるようにという配慮が込められているからです。

また、高砂と呼ばれる一段高くなった場所に設置されることも多く、ゲスト全員が新郎新婦の姿を見やすいように工夫されています。会場に足を踏み入れたゲストは、華やかに飾られたメインテーブルに新郎新婦の姿を見つけ、祝福の気持ちでいっぱいになるでしょう。

このように、メインテーブルは新郎新婦にとって、ゲストへの感謝の気持ちを表現する大切な場所であると同時に、ゲストにとっても、二人の門出を祝う特別な空間となるのです。

新郎新婦の席の決まり

– 新郎新婦の席の決まり

結婚式や披露宴の会場で、ゲストが最も注目する場所といえば、やはり新郎新婦が座るメインテーブルでしょう。華やかに飾り付けられたメインテーブルですが、実は席の配置にも深い意味が込められています。

基本的な配置としては、会場から見て右側に新郎、左側に新婦が座ります。これは、日本古来の「左上位」の考え方によるものです。

「左上位」とは、古くから日本では左を上位とする考え方が根付いており、特に目上の人や大切な人を左側に位置づけるという慣習がありました。

結婚式においては、新婦を立てる意味を込めて、新婦を左側に配置するようになったと言われています。

新郎新婦の両隣には、それぞれの両親が座ります。 新婦の隣には新郎の父親、母親と続き、新郎の隣には新婦の父親、母親が座るのが一般的です。

このように、メインテーブルの席順は伝統的な慣習に基づいて決められますが、最近では両家の家族構成や親族関係、新郎新婦の意向などを考慮して、柔軟に対応するケースも増えています。

華やかな装飾で祝賀ムード満点

結婚式や披露宴の会場設営において、特に目を引くのが新郎新婦が座るメインテーブルです。多くの場合、ふたりの背景となるメインテーブルには、特別豪華な装飾が施されます。

テーブルの手前には、色とりどりの花々をふんだんに使ったメインテーブル装花が置かれ、華やかさを演出します。ゲストの目を惹きつける装花は、ふたりの門出を祝うかのようです。

新郎新婦の背後には、豪華な金屏風が置かれることがあります。金色に輝く屏風は、会場に気品と華やかさを添え、祝いの席にふさわしい格調高い雰囲気を作り出します。一方で、近年では金屏風の代わりに、柔らかなドレープが美しいジョーゼットなどの布が選ばれるケースも増えています。淡い色のジョーゼットは、会場全体に優しい雰囲気を演出し、ふたりをやさしく包み込みます。

このように、メインテーブルには華やかさを演出するための様々な装飾が施されます。テーブルクロスやナフキン、チェアなど、細部にまでこだわって選ばれたアイテムが、会場全体の雰囲気をより一層華やかに演出し、祝賀ムードを盛り上げます。そして、ふたりの特別な日を彩るのです。

写真撮影の場としても

結婚式や披露宴では、たくさんの写真が撮影されます。その中でも、特に多くのシャッターチャンスがある場所の一つがメインテーブルです。

メインテーブルは、新郎新婦にとって、まさに主役の席と言えるでしょう。
高砂とも呼ばれるこの場所は、会場の中でも一段高く設置されていることが多く、華やかな装飾が施されていることがほとんどです。
新郎新婦が並んで座る姿は、結婚式の象徴であり、二人の門出を祝うのに最もふさわしい背景となります。

メインテーブルの前では、家族や親族、友人との記念写真も数多く撮影されます。
久しぶりに再会した友人との写真や、それぞれの家族との写真は、結婚式という特別な日を思い出す、かけがえのない宝物となるでしょう。
華やかに飾られたメインテーブルを背景に、笑顔あふれる写真の数々が、いつまでも二人の思い出を彩ってくれるでしょう。