結婚式の新郎衣装、シャツ選びのポイント

結婚式の新郎衣装、シャツ選びのポイント

シャツの種類

結婚式という晴れの舞台で新郎が身に纏うシャツは、格式や場にふさわしいものを選ぶことが重要です。大きく分けて、正礼装、準礼装、略礼装の3つの場面に合わせたシャツがあります。

最も格式が高い正礼装で着用するのは、ウィングカラーシャツと呼ばれるシャツです。このシャツの特徴は、襟が小さく折り畳まれている点にあります。燕の羽根を広げたような形に見えることから、その名が付けられました。

準礼装では、正礼装ほど厳格ではありませんが、場にふさわしい礼節を守ることが求められます。シャツの選択肢としては、レギュラーカラーシャツやワイドカラーシャツなど、襟の形にバリエーションがあります。ビジネスシーンでも着用されることの多いレギュラーカラーシャツは、汎用性の高さも魅力です。ワイドカラーシャツは、その名の通り襟が開きが広いことが特徴で、ネクタイとの組み合わせを楽しむことができます。

一方、格式張らずに祝いの場を彩る略礼装では、ボタンダウンシャツなど、よりカジュアルなシャツを選ぶことが可能です。ただし、カジュアルになりすぎないよう、素材や色味には注意が必要です。

このように、結婚式のシャツ選びは、格式や場にふさわしいものを選ぶことが重要です。それぞれのシャツの特徴を理解し、自分に合った一着を見つけてください。

素材の選び方

結婚式という晴れの舞台にふさわしいシャツ選び、その決め手の一つが素材です。
シャツの素材は、季節や式の雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。

綿は、通気性と吸湿性に優れているため、一年を通して快適に着用できます。肌触りも良く、優しい印象を与えます。
綿の中でも、高級な綿として知られるエジプト綿やスーピマ綿などは、より滑らかで美しい光沢を放ち、ワンランク上の装いを演出したい場合におすすめです。

麻は、通気性と清涼感に優れており、特に夏の結婚式におすすめの素材です。
吸水性や速乾性にも優れているため、汗ばむ季節でも快適に過ごせます。
リネンのナチュラルな風合いは、ガーデンウェディングやリゾートウェディングなど、開放的な雰囲気の式にもよく合います。

絹は、上品な光沢と滑らかな肌触りが魅力で、高級感を演出したい場合に最適です。
フォーマルな場にふさわしい気品を備えており、新郎の特別な一日を華やかに彩ります。
ただし、絹は繊細な素材であるため、取り扱いに注意が必要です。

これらの素材以外にも、最近では、綿と麻の混紡素材や、吸水速乾性に優れた機能性素材など、様々な素材のシャツがあります。
それぞれの素材の特徴を理解し、自分に合った最適な一枚を選んでみましょう。

襟の形

結婚式という晴れの舞台では、衣装選びにも気合が入りますよね。中でも、新郎の衣装の印象を大きく左右するアイテムの一つがシャツの襟です。
シャツの襟の形は実にさまざまで、顔の形やネクタイとの組み合わせによって、相手に与える印象が変わってきます。

例えば、顔が丸い方は、シャープな印象を与える襟の形を選びましょう。
具体的には、レギュラーカラーシャツやワイドカラーシャツがおすすめです。
レギュラーカラーシャツは、襟の開き具合が狭く、ビジネスシーンでもよく着用される定番の形です。
ワイドカラーシャツは、その名の通り襟の開き具合が広く、ネクタイを締めると華やかな印象になります。

一方、顔が面長の方は、柔らかな印象を与える襟の形を選びましょう。
おすすめの襟の形は、ラウンドカラーシャツです。
ラウンドカラーシャツは、襟の先端が丸くなっており、優しい雰囲気を演出してくれます。

さらに、首が短いという方は、襟元がすっきり見えるボタンダウンシャツがおすすめです。
ボタンダウンシャツは、襟の先端にボタンが付いており、襟元がすっきり見えるため、首を長く見せる効果があります。

このように、襟の形一つで相手に与える印象は大きく変わります。
自分に似合う襟の形を理解し、結婚式という特別な日を最高の思い出にしましょう。

カフスの種類

ワイシャツの袖口に見られるカフスには、大きく分けてシングルカフスとダブルカフスの二つの種類があります。シングルカフスは、その名の通りカフスに開けられた穴にボタンを一つ通して留める、最も一般的なタイプのカフスです。カジュアルな場からビジネスシーンまで、幅広く着用することができます。
一方、ダブルカフスはカフス部分を折り返して、カフスボタンと呼ばれる装飾的なボタンで留めるタイプのカフスです。フォーマルな印象を与えるため、結婚式や披露宴などの慶事、あるいは重要なビジネスシーンなどで着用されることが多いでしょう。シングルカフスに比べてエレガントで洗練された印象を与え、着用する人の品格を高めてくれます。
結婚式に招待された男性ゲストが着用する衣装としては、ブラックスーツやダークスーツが一般的ですが、シャツはフォーマルな場にふさわしいダブルカフスのものを選ぶのがおすすめです。カフスボタンも、結婚式という華やかな場にふさわしい、上品で華やかなデザインのものを選ぶと良いでしょう。

サイズの合わせ方

結婚式という晴れの舞台では、自分にぴったりのシャツを選び、最高の状態で臨みたいものです。シャツ選びの際には、以下のポイントを参考に、体にフィットする一枚を選びましょう。

まず、首回りは、シャツのボタンを留めた状態で、指が1～2本入る程度のゆとりがあると、窮屈さを感じることなく快適に過ごせます。

次に、肩幅は、肩とシャツの縫い目がぴったりと合い、肩先が軽く隠れる程度が目安です。肩幅が合っていないと、動きにくさを感じたり、見た目の印象が悪くなってしまう可能性があります。

袖丈は、腕を下ろした状態で、手首の骨が隠れる程度の長さが適切です。ジャケットを羽織った際に、シャツの袖口が少し見える程度が理想的です。

着丈は、裾をズボンに入れた際に、動いてもシャツが出てこない程度の長さが重要です。

これらのポイントを踏まえ、実際に試着してサイズ感を確かめることをおすすめします。もし、自分の体に完全にフィットするシャツが見つからない場合は、お店の人に相談して、お直しを依頼することも検討してみましょう。