感謝を込めて贈る引出物:選び方とマナー
ウェディングの質問
先生、「引出物」って、結婚式のときにもらうプレゼントのことですよね?
ウェディング専門家
そうだね。「引出物」は、結婚を祝う席に招かれた人が、新郎新婦からいただく贈り物のことだよ。感謝の気持ちを込めて贈るものなんだ。
ウェディングの質問
へえー、感謝の気持ちで贈るものなんだ!じゃあ、必ず何かお返ししないといけないのかな?
ウェディング専門家
結婚祝いのお返しは「内祝い」といって、「引出物」とは別物と考えられているよ。だから、お返しは必ずしも必要ではないんだ。
引出物とは。
結婚式で使う『引出物』という言葉は、結婚式や披露宴に来てくれたお客さんに、新郎新婦が感謝の気持ちを込めて贈るプレゼントのことです。引出物と一緒に、お菓子を添えて贈ることが多いですが、地域によって品物の数や中身は違います。夫婦で出席された場合は、引出物は一つでも大丈夫です。結婚式や披露宴に招待していない人からお祝いをもらった場合は、お返しとして引出物を贈ってもいいでしょう。
引出物とは
– 引出物とは
結婚式や披露宴は、新郎新婦にとって人生の晴れ舞台であり、その特別な日を共に祝ってくれたゲストの存在は、何にも代えがたい喜びとなります。
引出物とは、そんな大切なゲスト一人一人へ、感謝の気持ちを表すために新郎新婦から贈る贈り物のことを言います。単なる贈り物ではなく、結婚という人生の大きな節目を祝ってくれたことへの感謝と、これから始まる二人の未来に対する温かい祝福の願いが込められています。
引出物を選ぶ際には、ゲストへの感謝の気持ちはもちろんのこと、新郎新婦のこだわりやゲストの顔を思い浮かべながら、心を込めて品物を選ぶことが大切です。食器やタオルなどの日用品、お酒やお菓子などの consumables、カタログギフトなど、様々な種類の引出物があります。
一般的には、披露宴が終わりゲストが会場を後にする際、新郎新婦から直接手渡されることが多いです。
引出物は、ゲストにとってはその日の感動や喜びを思い起こさせる記念品としての意味合いも持ち合わせています。そのため、後々まで大切に使い続けてもらえるような、実用性と記念性を兼ね備えたものを選ぶことが重要と言えるでしょう。
項目 | 説明 |
---|---|
引出物とは | 結婚式や披露宴で、新郎新婦からゲストへ感謝の気持ちを込めて贈る贈り物のこと |
目的 | 結婚という人生の大きな節目を祝ってくれたことへの感謝と、これから始まる二人の未来に対する温かい祝福の願いを込めて贈る |
選び方のポイント | ゲストへの感謝の気持ち、新郎新婦のこだわり、ゲストの顔を思い浮かべながら、心を込めて選ぶ。実用性と記念性を兼ね備えたものを選ぶ。 |
種類 | 食器やタオルなどの日用品、お酒やお菓子などのconsumables、カタログギフトなど |
引出物の意味合い | ゲストにとってはその日の感動や喜びを思い起こさせる記念品 |
引出物の歴史と意味
結婚式の華やかな雰囲気の中で、ゲストへ感謝の気持ちを込めて贈られる引出物。その歴史は古く、平安時代には既に行われていたと言われています。当時の貴族の宴では、招待客が馬に乗って訪れ、その馬をつなぐために「引き綱」を持参するのが習わしでした。そして、宴の終わりには、家主がその「引き綱」を引いて客を馬まで見送り、客はその綱を持ち帰ったそうです。この「引き綱」を持ち帰ることが、やがて「引出物」の語源になったと言われています。
時代が進むにつれて、引出物は、馬の綱から、宴で振る舞われた料理や酒を持ち帰るための重箱や酒器へと変化していきました。そして、江戸時代になると、結婚の証として、両家の家紋入りの漆器や着物などが贈られるようになり、家と家との結びつきを大切にするように。現代では、こうした伝統的な形式は薄れ、ゲストの好みに合わせたカタログギフトや、思い出に残る体験ギフトなど、実用的で感謝の気持ちが伝わるものを選ぶ傾向にあります。時代の流れとともに形を変えながらも、感謝の気持ちを表す贈り物として、引出物は今も受け継がれています。
時代 | 引出物の内容 | 備考 |
---|---|---|
平安時代 | 馬をつなぐための「引き綱」 | 「引出物」の語源となった |
時代が進むにつれて | 料理や酒を持ち帰るための重箱や酒器 | – |
江戸時代 | 両家の家紋入りの漆器や着物 | 家と家との結びつきを大切にする |
現代 | カタログギフト、体験ギフトなど | 実用的で感謝の気持ちが伝わるものを選ぶ |
引出物の相場
結婚式後、ゲストへ感謝の気持ちを込めて贈る引出物。その相場は、ゲスト一人あたり一般的に3,000円から5,000円と言われています。しかしながら、これはあくまでも目安の一つに過ぎません。結婚式全体の規模や、近年人気が高まっているカジュアルなレストランウェディングや少人数制ウェディングといったスタイル、そして招待客との関係性によって、引出物の相場は大きく変動するからです。
例えば、親族や会社の上司など、普段からお世話になっている方々へ贈る場合は、相場よりも高めの5,000円から10,000円程度の品物を選ぶケースも見られます。一方、友人や同僚など、親しい間柄のゲストが多い場合は、相場通りの3,000円から5,000円の品物を選ぶことが多いようです。
引出物を選ぶ上で最も大切なのは、金額ではありません。ゲストへの感謝の気持ちが伝わるものを選ぶことです。高価すぎる品物を選んでしまうと、かえって相手に気を遣わせてしまう可能性もあります。感謝の気持ちを込めた、心のこもった贈り物を選びましょう。
ゲスト | 相場 | 備考 |
---|---|---|
一般的なゲスト | 3,000円~5,000円 | 目安として |
親族、会社の上司など | 5,000円~10,000円 | 高めの品物を選ぶケースも |
友人、同僚など | 3,000円~5,000円 | 相場通りの品物を選ぶことが多い |
引出物を選ぶポイント
– 引出物を選ぶポイント
結婚式の準備の中でも、ゲストへ贈る引出物は、感謝の気持ちを形にする大切な要素の一つです。近年では、カタログギフトやギフト券のように、ゲスト自身で好きなものを選べるスタイルが人気を集めています。
しかし、二人の個性を反映したり、感謝の気持ちをより直接的に伝えられるオリジナルギフトも、ゲストにとって記憶に残る贈り物となります。
ゲストに心から喜んでもらうためには、年齢層や性別、ライフスタイルなどを考慮することが重要です。例えば、若い世代にはトレンドを取り入れたアイテム、年配の方には実用的なアイテムを選ぶと良いでしょう。
また、結婚式のテーマに合わせたアイテムを選ぶのも一つの方法です。例えば、ナチュラルウェディングなら環境に配慮したオーガニックコスメ、和装婚なら伝統工芸品など、テーマとの繋がりを持たせることで、より一層二人の想いが伝わるでしょう。
さらに、持ち運びやすさも考慮する必要があります。遠方からのゲストが多い場合は特に、かさばるものや重いものは避け、持ち帰りやすいものを選びましょう。
そして、引菓子やプチギフトなど、他の贈り物とのバランスも大切です。全体の予算を考慮しながら、ゲストに喜んでもらえる最適な組み合わせを見つけましょう。
ポイント | 詳細 | 具体例 |
---|---|---|
ゲストの属性に合わせる | 年齢層や性別、ライフスタイルに合わせたものを選ぶ | 若い世代: トレンドアイテム 年配の方: 実用的なアイテム |
結婚式のテーマに合わせる | テーマとの繋がりを持たせることで、二人の想いが伝わる | ナチュラルウェディング: オーガニックコスメ 和装婚: 伝統工芸品 |
持ち運びやすさを考慮 | かさばるものや重いものは避け、持ち帰りやすいものを選ぶ | – |
他の贈り物とのバランス | 引菓子やプチギフトなど、全体の予算を考慮する | – |
引出物を贈る際の注意点
結婚式の準備は、幸せな反面、決めることが多く大変ですよね。中でも、ゲストへ感謝の気持ちを込めて贈る引出物選びは、頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、引出物を選ぶ際に注意しておきたいポイントをご紹介します。
まず、夫婦で招待しているゲストへは、基本的には引出物一つで問題ありません。しかし、中には夫婦それぞれと親しい関係であったり、住んでいる地域によっては、夫婦それぞれに贈るという場合もあります。そのため、事前にそれぞれのゲストの状況を把握しておくことが大切です。
また、披露宴には招待していないけれど、結婚祝いをいただいた場合は、内祝いとして引出物を贈るのが良いでしょう。その際は、結婚式の報告と、お祝いをいただいたことへの感謝の気持ちを伝えるメッセージを添えると、より一層気持ちが伝わります。
これらの点を踏まえ、感謝の気持ちが伝わる素敵な引出物を選んでくださいね。
シチュエーション | 引出物の数 | 備考 |
---|---|---|
夫婦で招待しているゲスト | 基本1つ | 夫婦それぞれと親しい場合や地域によっては2つ贈る場合もある |
披露宴に招待していないが、結婚祝いをいただいたゲスト | 1つ | 内祝いとして贈る。結婚報告と感謝の気持ちを伝えるメッセージを添える。 |